神奈川県生活と健康を守る会連合会と懇談しました。
7月8日、神奈川県生活と健康を守る会連合会と懇談しました。同会からは、3名が参加されました。
要望書の要旨は以下の通りです。
1,生活困窮者・生活保護に関する要求
① 生活保護行政
コロナ感染以降、厚生労働省から出された生活保護関連の事務連絡の徹底をお願いします。
とりわけ「扶養照会」について。
「扶養照会」が、生活保護申請をためらう大きな原因になっています。
「扶養照会」は人権侵害なのでやめさせること。
② 近年、夏季における熱中症による健康被害が多発しています。
生活保護利用者に対して、
国に「夏季加算」制度新設を働きかけること。
県の「夏季手当て」を復活させること。
エアコンの設置に関する助成制度を拡充すること。
併せて、低所得者にとっても、エアコン使用の費用負担が重いので、電気代支援を実施すること。
③ 大学生・専門学校生を生活保護の対象にすべく、国に対して強く働きかけること。
④ 福祉事務所・生活保護行政の体制強化を図ること。
標準数80を越えて担当することが無いよう、人員増、費用増を図ること。
⑤ 家族からの暴力や性被害で悩み、家を出ざるを得ない人たちが安心して住める施設(シェルター)など、 女性のための」施設を設けること。
⑥ 「貧困ビジネス」とも言える簡易宿泊施設の実態を詳細に把握し、劣悪なものについては改善指導を厳しく行うこと。
⑦ 低所得者(高齢者、障がい者、ひとり親世帯など)の見守り体制強化、地域との連携強化で安全を図ること。
⑧ 「生活保護の申請は国民の権利です。ためらわずご相談ください」などの市作成のポスター等、広報物を作成・普及すること。
市作成の「しおり」についてその旨に沿っているか点検・指導を図ること。
⑨ 介護保険料の減免制度について
介護保険決定通知の減免規定についての記述をわかりやすく。
低所得者減免基準を緩和すること。
⑩ 国保減免規程はどのようになっているか。
厚労省が認めた恒常的低所得者に対する市の減免規定はあるか。
一部負担金の減免に関する局長通知に基づいて、徹底されているか。
⑪ 就学援助について
入学準備金の入学前支給の状況
修学旅行費の事前支給・クラブ活動費などの支給
2. 市営住宅に関する要求
修繕要求について、住民の声に真摯に応えること。
建て替えに伴う家賃値上がりで戻れない居住者を生まないこと。
家賃減免制度を周知徹底し、家賃滞納による追い出しをしないこと。
生活保護利用者の、一時扶助の対象にすること。
入居に際しての保証人を求めることをしていないか、点検すること。
退去の際、日常使用での損耗に対して請求されていないか、点検すること。
3. 加齢性難聴の方に対する補聴器或いは集音器購入の補助を行うこと。
4. 生活と健康を守る会 運動上の課題
市議事務所生活相談と生健会とのネットワーク・連携を。
各区での生健会発足に向けてのご支援をいただきたい。
市議団からは、生活保護の扶養照会、市営住宅、補聴器への補助についても度々議会で取り上げてきた。これからも情報交換し、生健会の方とのネットワークをひろげ、運動をつくっていきたいと話しました。