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2024年7月8日

川崎市自閉症協会と懇談しました。


   20240708_110142   7月8日(月)に日本共産党川崎市会議員団は、川崎市自閉症協会と懇談しました。

会からは4名の方が参加され、5つの要望が出されました。その多くは、自閉症スペクトラム症(ASD)の特性を理解し、深めてもらうことで支援を充実させて欲しいというものでした。

要望項目

(1) 専門性を備えた福祉サービスのさらなる充実について

通所施設の地域内に、自閉症等発達障害の特性を理解した専門の支援員のいる居住支援施設を増設してください。特性を理解するための実践的な研修を行い、支援員が定着できるようにして、人手不足を解消してください。

(2) ASDに対する市民の理解を深めてもらう為の啓発活動への支援について

緊急時や災害等においても共生できる「心のバリアフリー」をさらに広げて、安心して避難できる場の確保をしてください。

(3) ASDの特性を理解し、適切な支援ができるように研修を実施する

医療・教育・施設など、ASDを持つ障害者を支援する方々でも、適切な対応を行っていないケースが散見されます。警察署員・消防署員・民生委員などの方々にも、障害特性に対する基本的な知識を持ったうえで対応していただきますよう、切に願います。

(4) 学校でのギフテッドへのサポートを希望します

ASDの子どもたちの中には多くのギフテッドがいます。適切な支援でその能力を伸ばす教育の場が必要です。

(5) 講演会・勉強会・作品展・生活訓練会・体育訓練会等の事業について

 実施場所の確保ができず、開催を見送り又は開催期間を短縮させざるをえないこともありました。せめて市からの委託事業に関しては、開催場所の確保にお力添えを要望します。

市議団からは、議会で取り上げた教育の問題や人材確保の問題について紹介し、今後も川崎の福祉を充実させるよう取り組んでいくと述べました。