2009年第3回川崎市議会定例会議案第90号、議案第91号に対する修正案の提案説明
10月7日に佐野仁昭議員がおこなった修正提案と修正案はつぎのとおりです。
私は、日本共産党を代表して議案第90号、議案第91号に対する修正案について、その内容と提案理由の説明を行います。
修正の基本方針ですが、原案では、工業用水の上水道に対する負担を軽減し、工業用水に対して大幅な負担軽減になっていること、500トン以上の水量区分の値下げと、1000トン以上の水量区分の整理、最高単価の引き下げにより、ラゾーナ1社で1年問1600万円の値下げになることに象徴されるように、明らかに、工業用水利用者、上水道大口利用者に手厚い値下げになっています。これでは、市民が期待する値下げにはほど遠いと言わざるを得ません。
そこで、不況による厳しい市民の生活の実態から、市民に手厚い値下げにすること、また、35年以上に渡り、工業用水として確保した余分な水の水道料金を上水道事業で負担し続けていることからも、補てん水に対する分水負担金については、これまで通り工業用水道事業で負担すべきこと、工業用水道事業における責任水量制を継続することを基本方針としています。
具体的には、工業用水として直接契約に対し、これまでの分水負担金の額を前提として単価設定すること、大口利用者に対する逓増度を変えないことによって、合計9億5000万円の財源を確保し、その原資をもとに原案における9トンの水量区分の設定の上に、さらに、平均家庭の水量区分とされている水量10トン超え20トンまでの水量区分の料金を、139円から112円に引き下げ、500トン以上の水量区分は現行通りとします。
3年間の暫定的な基本料金の値下げに合わせて、月20トン使用する家庭で試算しますと、1か月320円の値下げになります。
以上、議員各位におかれましては、是非趣旨にご賛同いただきますようにお願いし、提案理由の説明といたします。
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「議案第90号川崎市水道条例の一部を改正する条例の制定について」に対する修正案
「議案第90号川崎市水道条例の一部を改正する条例の制定について」の一部を次のように修正する。
第33条第1項第1号の改正規定中
「
超過料金(1立方メートルにつき)
8立方メートルを超え10立方メートルまでの分95円
10立方メートルを超え20立方メートルまでの分139円
20立方メートルを超え25立方メートルまでの分185円
25立方メートルを超え30立方メートルまでの分194円
30立方メートルを超え50立方メートルまでの分209円
50立方メートルを超え100立方メートルまでの分253円
100立方メートルを超え200立方メートルまでの分278円
200立方メートルを超え500立方メートルまでの分329円
500立方メートルを超え1,000立方メートルまでの分343円
1,000立方メートルを超える分357円
」
を
「
超過料金(1立方メートルにつき)
8立方メートルを超え10立方メートルまでの分95円
10立方メートルを超え20立方メートルまでの分112円
20立方メートルを超え25立方メートルまでの分185円
25立方メートルを超え30立方メートルまでの分194円
30立方メートルを超え50立方メートルまでの分209円
50立方メートルを超え100立方メートルまでの分253円
100立方メートルを超え200立方メートルまでの分278円
200立方メートルを超え500立方メートルまでの分329円
500立方メートルを超え1,000立方メートルまでの分346円
1,000立方メートルを超え2,000立方メートルまでの分360円
2,000立方メートルを超え5,000立方メートルまでの分369円
5,000立方メートルを超え10,000立方メートルまでの分377円
10,000立方メ一トルを超え30,000立方メートルまでの分398円
30,000立方メートルを超える分411円
」
に改め、同項第1号の次に1号を加える改正規定のうち第2号中「185円」を「242円48銭」に改める。
提案理由
水道料金の改定について、一般家庭に対する値下げを中心に行うこととするため修正するものである。
以上