札幌市・千歳市・恵庭市を視察~共産党川崎市会議員団
日本共産党川崎市会議員団の市古映美、宮原春夫、石田和子、勝又光江の各市議は、2010年2月8~9日、北海道札幌市のコミュニティーサイクル実証実験「ポロクル」と市立夜間急病センター、千歳市の「いきいき子育て支援商品券」発行事業、恵庭市の子ども発達支援センターを視察・調査しました。
札幌市のコミュニティーサイクル実証実験「ポロクル」は、市街地の移動手段として自転車を市民が共同利用する国内初のコミュニティーサイクルの実証実験で、昨年8月~9月に実施。名前の「ポロクル」は、どこでも借りられてどこでも返せる自転車”コミュニティーサイクル”の意味を込めて、「さっぽろ+サイクル」で「ポロクル」と名付けられました。都心部への自動車の乗り入れを減らすことでCO2排出削減など環境配慮の新しい交通手段として注目されています。「都心での行動範囲が広がった」「乗り捨てできるって素晴らしい」と好評です。(写真は「ポロクル」の説明を受けている市議団)
札幌市内の市立夜間急病センターは、搬送先選定を一元化するオペレーターシステムを2009年度からおこなっています。助産師が患者受け入れ情報オペレーター業務をこなし、患者相談業務も実施しています。
2008年2月、重症患者を診る二次救急を引き受けている札幌市産婦人科医会が、医師の減少により「各病院の負担が重く、これ以上は担いきれない」と、二次救急からの撤退を市に申し入れたことがきっかけでした。
道の委託事業も受けて、空床状況の確認は市内8病院から道内35病院に範囲を拡大。相談対応は、主に札幌市民対象から北海道民全体を対象に、受け入れ病院の手配は札幌市内から札幌市近郊(道央圏)に拡大されました。
千歳市「いきいき子育て支援商品券」発行事業は、子育てに対する負担感の軽減及び地域・社会全体による子育て支援の機運の醸成を図るとともに、地元の消費を喚起し、地域経済の活性化を図ることが目的です。2009年12月19日から今年2月まで、20%プレミアム付き「子育て商品券」(1,000円券×12枚綴)を1万円で販売、合計13,500冊を販売数しました。同事業は商業振興サイドからの提案で実施されました。
恵庭市の子ども発達支援センターは、発達上の支援が必要な児童に対する療育を総合的かつ専門的に推進する施設として、2003年2月に単独施設としてオープンし、市の直営で運営されています。主な実施事業は、(1)発達相談事業、(2)乳幼児発達支援教室、(3)児童デイサービス事業、(4)障がい学齢児発達支援事業、など。発達上の相談、子育て不安に対する指導・援助・アドバイス、発達課題指導、休日活動の場の提供、ケアする家族の一時的な休息の場の提供などをおこなっています。