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稲田小学校プールの水流出事故において、安全対策の周知を求める緊急申し入れを行いました

10月30日(月)に市議団は、小田嶋満教育長あてに「稲田小学校プールの水流出事故において、危険なブレーカー操作が明らかとなった為、教職員への賠償請求撤回と速やかな実態調査、安全対策の周知を求める緊急申し入れ」を行いました。むねた裕之議員(団長)、井口真美議員(副団長)、市古次郎議員が参加し、柴山総務部長、吉永教育環境整備推進室長が応対しました。

申入書は、以下の通りです。

教育長 小田嶋 満 様

2023年10月30日

日本共産党川崎市議会議員団

団長 宗田 裕之

稲田小学校プールの水流出事故において、危険なブレーカー操作が明らかとなった為、教職員への賠償請求撤回と速やかな実態調査、安全対策の周知を求める緊急申し入れ

 稲田小プールの水流出事故において、教職員が行ったブレーカー操作は、安全衛生規則36条4号に規定されている「低圧電気取り扱い特別教育」を受けなければ行うことのできない業務ではないか、という情報が市民から寄せられました。

 教育委員会への事前の聞き取りでは、特別教育を必要とするかについて、事業者で判断が分かれているとのことでした。しかし行政が安全衛生規則違反というコンプライアンス違反の可能性及び、家庭用と異なり端子がむき出しになっている、感電の危険性があるブレーカー操作を教職員に行わせることはあってはなりません。ところが、ろ過装置が設置されている学校ではプール開き前に毎年度教職員によるブレーカー操作が行われていることも分かりました。

 本件の第一報(8月10日付)の再発防止の記載の中に「ブレーカー操作を行わない」といった記載が一切ないことから、教職員への賠償請求決定までの検討過程において、ブレーカー操作がコンプライアンス違反の可能性がある業務であったことが加味されていないことは明らかです。危険な業務を教職員に行わせていたその責任は教育委員会にあり、ずさんな操作マニュアル等だけでなく、新たな管理業務の落ち度が明らかとなったことを重く受け止め、教職員への賠償請求を早急に撤回することを強く求めます。

要望項目

  • 上記の様な新たな問題が判明し、この事故の全責任は行政にあることは明らかであることから、賠償請求処分を撤回すること
  • 各学校のプール設備、マニュアル、安全対策の現状調査を速やかに行い、対策を講じること
  • 危険なブレーカー操作を教職員に一切行わせない通知、及び管理体制の構築を早急に実施すること

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