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中学校給食実施へ 市民・共産党の運動実る
川崎市教育委員会は29日、市立中学校の完全給食を早期に実施するとした基本方針(26日の会議決定)を公表しました。日本共産党と市民の運動が市政を動かしました。
基本方針は、(1)早期に中学校完全給食を実施します(2)学校給食を活用した、さらなる食育の充実を図ります(3)安全・安心な給食を提供します(4)温かい食事を全校で提供します―と決定しています。
福田紀彦市長は同日の市議会で行った所信表明で、市議会が2011年3月、中学校での完全給食の早期実現を求める決議を全会派一致で可決したことについて「意味は大きい」と表明。「市民の総意であることをかんがみて、一刻も早い導入実現に向けて、あらゆる手法を比較検討のうえ、速やかに準備に入ります」と述べ、12月1日付で「中学校給食推進担当」を配置するとしました。
同決議は、日本共産党市議団が提案したものです。10月の市長選挙では、市民と党が長年求めてきた中学校給食の実施が争点の一つとなり、川崎民主市政をつくる会の君嶋ちか子候補が「中学校給食は自校方式で実現する」と訴え、全候補が中学校給食の実現を公約するなど論戦をリードしました。
(2013年11月30日付しんぶん赤旗より)