まともな雇用と仕事、安全・安心の社会を、団結してつくろう~第82回川崎メーデー
5月1日、川崎区の富士見公園で、第82回川崎メーデーの集会が開かれ、参加した労働者ら700人がデモ行進を来ないました。
4月の市議選で当選した共産党の市会議員10人と、県議選に立候補した渋谷、宗田、塩田さんらも参加しました.
集会は次の宣言を採択しました。
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第82回川崎メーデー宣言
私たちは本日、たたかうメーデーを引き継ぎ、「働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」「取り組もう!被災者支援・震災復興勝ちとろう!まともな雇用・仕事つくろう!安全・安心の社会」をスローガンに、第82回川崎メーデーを実施しました。
3月11日に発生した東日本大震災と福島原子力発電所の爆発事故は、産業・エネルギー政策のあり方とともに、災害につよい地域づくりとは何かを、私たちに厳しく突きつけました。工都・川崎で働き生きる私たちにとって、決して人ごとではありません。
財界・大企業が主導してきた経済「効率」を最優先する政治と行政のあり方は、労働者・国民の日々の生活を不安定にしているだけでなく、労働者・国民のいのちすら犠牲にして顧みないものであることを明らかにしました。私たちは、労働者・市民に生存の危機をもたらした財界の横暴と、それに追随する政治・行政を厳しく糾弾するものです。
大震災が経済・雇用にも影響を与えるなかで、働くものの連帯した運動がますます重要になってきます。減産・休業などを理由とした解雇や労働条件の一方的な切り下げ、下請企業への一方的なしわ寄せを許さず、労働者・市民のくらしを守りましょう。
大企業の莫大な内部留保は、そもそも働くものが汗水流して生みだした社会的富です。いまこそ、莫大な内部留保を、震災復興、雇用・仕事の確保、賃金引上げに活用する時です。そのことこそが、被災者の生活再建、経済の回復につながります。大変な時だからこそ、働くものが連帯し団結して、メーデー・スローガンの実現にむけて取り組みを進める時です。
いま、社会のあり方そのものが問われる時代です。財界・大企業の利益を最優先にする経済「効率」最優先の社会のあり方は、労働者・国民の生存を脅かすだけです。
経済「効率」最優先ではなく、労働者・国民の基本的人権がどこまでも優先される社会のあり方に変えていくことこそが、直面する危機の解決とともに貧困、少子・高齢化、地球温暖化など未来を危うくする問題を解決します。そして、一人ひとりの労働者・市民が声をあげ、行動することが社会を変えます。
私たちは第82回川崎メーデーを、被災者支援・震災復興の取り組み強化とともに、切実な要求を実現させる決起の場としていこうではありませんか。そして、まともな雇用と仕事を勝ちとり、安全・安心の社会をっくるために、団結してがんばろうではありませんか。
働くものの団結万歳!第82回川崎メーデー万歳!
2011年5月1日第82回川崎メーデー集会