緊急対策の2次要望書を提出
3月22日、日本共産党川崎市議団は、東日本大震災に関連して川崎市に対して2回目の要望書を提出しました。竹間幸一団長が届けて手渡しました。
第2次時要望書の内容は次のとおりです
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川崎市長 阿部孝夫 様
2011年3月22日
日本共産党川崎市会議員団 団長 竹間幸一
第2次要望書
未曾有の震災の発生当初から、市民の命と財産を守るために、日夜奮闘されておられる皆様に心から敬意と感謝を申し上げます。私達も、市民の要望を伺いながら、被災者、被災地への救援活動を最優先課題として取り組ませていただいているところです。さて、先に提出した要望書に続きまして、現時点において新たに発生しました課題につきまして以下の通り要望いたします。是非ご検討ください。
1、福島第一原発への緊急消防援助隊の派遣について
福島第一原発へ緊急消防援助隊10隊32名を派遣するとのことですが、東京消防庁の活動について側聞している内容では、現地の判断で命の危険を顧みない活動を行われているとされており、大切な隊員の命を送り出すにはあまりにも危険な状況だと強く懸念しています。幾重にも安全対策を図られ、絶対に生命の危機にあわれませんように、隊員の命を最優先にされますように強く要望します。くれぐれも派遣される隊員の皆様のことを最優先にしてください。
2、計画停電について
東京電力によって、12日夜半に発表され、13日から実施されてきた計画停電ですが、国内経済は勿論あらゆる方面で深刻な影響を広げています。
産業界も、総量規制の要請があれば受け入れることを表明していると側聞しています。総量規制の実施を検討し、計画停電を回避すること、止むを得ず実施する場合には、夜間の停電については、交通事故の多発などが報道されていることもあり、中止することを東京電力に申し入れてください。
3、避難所への支援について
19日からとどろきアリーナを一時支援場所として、被災地からの避難者の支援が行われていますが、この間の取り組みを通じて下記の点に課題があることが分かりましたので、是非改善をお願いします。
(1)物資の支援、ボランティアの申し入れなど善意の申し入れが多数寄せられていますが、コーディネート機能が発揮されていないと見受けられます。現在、ボランティアの受付けを社会福祉協議会の方で行われているとのことですので、川崎市と社協と協議していただき、ボランティア活動が効率よく行われるように対応をお願いします。
(2)東京都では、夕食を支給するとのことです。川崎市としても、東京都のように夕食の提供をご検討ください。
(3)市営住宅への入居については、住居の全壊、半壊が条件となっており、福島原発の放射能からの避難者については対象になっていません。しかし、状況によっては、長期化することが予想されますので、放射能を避けて避難されている方についても対象とされる様に条件を緩和してください。
以上