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森は人類の故郷 都市にみどりのネットワークを

2007,09,09, Sunday

2007,09,09, Sunday

「どんぐり山トラスト基金」(坂井行夫代表)は9月9日、多摩区内で「講演とハーブの夕べ」を開きました。
トラスト基金創設期からの会員である片岡ミドリさんが23弦ハープを演奏、フェリス女学院大学学長の本間慎さんが「自然・人間・都市」と題して講演しました。
本間さんは、霊長類が進化した森林は人類のふるさとであり、健康によい影響を与え、経済的公益機能は24兆円、森・川・海と連関した生態系を形成していることを指摘。都市に蛍、メダカ、蝶、トンボなど小動物や野生動物が生息できる環境こそ人間にとっても健康な環境であるとして、都市の中の植物公園を生物の繁殖基地として、公園間を街路樹でつなぐみどりのネットワークを提案しました。
地球温暖化による気候帯の移動に樹木の移動が追いつかず、現在の森林生態の継続性が遮断されることや、動物と植物の生態の急激な変化が両者の相互依存・生態連関を狂わせることも指摘、温暖化対策への取り組みの重要さを強調しました。
02年に始まったトラスト運動で基金は1435万円になっていることが報告されました。(2007.9.9)


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