知的障害者施設保護者会 きずなの会と懇談しました。
7月15日、日本共産党川崎市議団は、知的障害者施設保護者会 きずなの会と懇談しました。 懇談には各入所施設の代表として3名の方が参加され、コロナ禍での状況と要望について説明され、市議団と意見交換を行いました。
第一声は、「コロナ禍で面会が制限されて、1年半も我が子に会えずにいる。早く職員と子ども達のワクチン接種が進み、安心して面会できるようになって欲しい」という、切実な願いでした。以下要望です。
1.コロナの状況のなか高齢者介護のみでなく 障がい者施設の職員の予防接種の順位を上げて下さい。介護の現場では濃厚な接触が日々行われます。障がい者の中にはマスクも取ってしまう者もおりますし、クラスターも発生しやすい環境にあります。広まるとそれ以上の介護が必要になります。
2.入所施設など介護職の現場は労働条件も厳しく大変な職場です。給与も安いため人材が集まらない状況が続いております。働きがいのある職場として給与の引き上げを望んでおります。市としての何らかの助成など働きかけて欲しい。
3.24時間看護職員をつけることについて
みずさわではパートの看護師を夜間配置しておりますが、柿生、授産学園には着いておりません。両施設にも是非配置してください。
4.高齢化、重度化に対する対応
国は、入所施設よりグループホームと考えているようですが、実際には夜間の対応や看取りなど難しい問題を抱えております。又、65歳に高齢者の施設に移行は、金銭的にも、本人の状況的にも環境の変化が望ましい状況になるとは思えません。
市議団からは、入所施設での巡回接種には医師や看護師、冷凍設備や待機場所などの環境の準備が整った施設から順次開始されること。2021年3月に新設された川崎区日進町の川崎市複合福祉センターに新設された障害者入所施設の利用状況。65歳問題は、無理に介護保険制度へ移行する必要はない事を川崎市は約束している事、など説明しました。
寄せられた要望の多くは共産党が毎年予算要望や議会の代表質問・一般質問などで繰り返し取り上げてきた項目ですが、障がい福祉を充実するため、引き続き要望してまいりますと述べました。