神奈川知的障害者施設保護者会連合会と懇談しました
日本共産党川崎市議団は7月24日、神奈川県知的障害者施設保護者会連合会と懇談しました。
神奈川県知的障害者施設保護者会連合会は、神奈川県内にある知的障害児・者の各種支援施設における保護者会(家族会)で構成する連合体です。
同会から7名の方が参加され、以下の要望が出されました。
(1)入所施設については縮小していく方向のようだが、今でも待機者が大勢いると聞いている。最新の状況を知りたい。また、川崎区日進町の総合施設の現在の状況を知りたい。
(2)入所施設では、高齢化と重度化が進んでいるが、それに合わせ施設の人 的配置の適正化が求められている。現状で24時間の看護師の配置なども必要なことと思う。「みずさわ」ではパートの看護師の配置がなされている。他の施設でも対応できるよう市への働きかけをしてほしい。また、重度化に対して対象者がこれ以上重度化しないために
・個々に応じた体づくり(高齢化対策としても重要)
・それぞれの特性にあった仕事への取り組み
などが求められていると思うが、現状では満足といえる状況ではない。是非、高齢化、重度化を見据えて支援員の人的配置を川崎市独自でも増やす工夫をしてほしい。また、福祉職場の人件費の安さは知られているが、人材確保の上でも給与を市独自で引き上げることができないか検討してほしい。
(3)65歳問題。65歳になると傷害のあるものも障害者保険から介護保険制度に切り替えるようにいわれている。制度的には、金銭的に負担も増えるようになる。裁判も起きていると聞いている。貴党の考えを知りたい。
市議団からは、日進町の総合施設は、来年度完成し、一部視覚障害者の入所もできるようになっていることを紹介。また、現在あるレインボー、柿生学園、さくらの風には24時間看護師が配置されている。みずさわでも24時間行えるよう議会で取り上げたい。また、柿生学園に続き、古くなった授産学園の建て替えを要望していきたいと述べました。