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安くておいしい水こそ市民の願い 共産党市議団が市水道施設を視察

2007,11,08, Thursday

2007,11,08, Thursday

共産党市議団は11月8日、川崎市水道局の長沢浄水場、生田浄水場を視察し施設概要と水道事業「再構築計画」の施設整備について説明を受けました。
宮原春夫、石川建二、井口真美、大庭裕子、勝又光江の各市議が参加。
長沢浄水場は現在、相模川水系と酒匂川水系から源水を受水し上水日量23万トンを処理できる施設です。再構築計画では長沢、生田、潮見台の浄水施設を破棄、長沢浄水場に25万トンの浄水施設を新設し、神奈川県内広域水道企業団(県、川崎市、横浜市、横須賀市で構成)からの浄水50万トンとあわせて川崎市内全上水を供給する計画になっています。同時に配水池等の耐震対策もすすめるとしています。
市の説明では長沢浄水場は、沈殿池、ろ過池、配水池を平成24年度までに、活性炭接触池等を平成28年度までに新設します。
生田浄水場は、上水用に地下水10万トンをろ過処理して配水。地下水5万トンと多摩川表流水から工業用水を生産しています。再構築計画では地下水を全量工業用水に振替える計画です。
地下水源の水道水は「おいしい」「水温が一定」と好評ですが環境局は「水源汚染が発生した場合、回復に長期間かかる」などを理由に再構築計画では上水源として使用しないと説明しています。
しかし、おいしい自己水源の水をすて高い企業団の水を買い続けるという、市民感覚からすれば異様に感じる計画になる背景には、工業用水含めて過大な水需要予測をもとに過大投資した企業団から水を買い続けなければならないという過去のつけがあります。
川崎市が販売している「生田の天然水恵水(めぐみ)」は生田浄水場が水源にしている井戸から採水しています。


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