ぜんそく患者への1割負担なくそう 公害患者らが学習会
2007,10,20, Saturday
「成人ぜん息患者の『1割負担をなくす運動』の学習会」が10月20日、中原区の総合自治会館で開かれました。川崎公害患者と家族の会などの主催で、約60人が参加しました。
今年1月から施行された「成人ぜん息患者医療費助成条例」(適用者数は6月末時点で1,117人)では、本人1割負担が導入されました。すでに「成人呼吸器疾患医療費助盛要綱」の適用を受けて現在無料の患者(川崎区・幸区で1,300人以上)も、新制度移行に伴って1年半後には1割負担となります。
北部の会事務局長の竹内勝氏は「小児ぜん息患者も8500人に達し、市内のぜん息患者は北部を中心に増え続け、2万人を超えた。1割負担をなくすのは市民的要求です」と運動の意義と方針を報告。
会場から「子どもの頃からぜん息で、仕事ができず親に負担をかけている。こんな状態で1割負担は困る」(要綱患者)、「患者さんの苦しみは本当に大変です」(仁木義雄医師)などの発書がありました。
共産党市議団から石川建二議員が参加しました。
(ぜんそく患者へ負担をなくそうと決意を固めあった学習会(10月20日))