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市衛生研究所と市公害研究所を日本共産党市議団が視察

市衛生研究所と市公害研究所を日本共産党市議団が視察 日本共産党川崎市議団は21日、川崎区の「殿町3丁目地区」に再編整備される計画になっている川崎市衛生研究所と川崎市公害研究所を訪問し、その業務内容などについて視察しました。

前日(20日)の夜に「新インフルエンザ」感染が川崎市で初めて確認されたと発表されましたが、そのウイルスを確認したのがこの衛生研究所でした。20日午後5時頃に搬入された検体からPCR法にて10時頃には新型インフルエンザウイルスであることを確認、さらにシーケンス検査で遺伝子配列検査を21日午前4時頃までにおこない確定したと説明がありました。(写真上/衛生研究所、写真下/公害研究所)

衛生研究所では、食中毒菌の検査や感染症の病原菌検査、インフルエンザウイルスやノロウイルスの検査、食品の添加物、残留農薬、遺伝子組換等の検査、家庭用品の検査、水質検査など市民生活に密着したさまざまな「検査」をおこなっています。家屋は1971年の建設です。

市衛生研究所と市公害研究所を日本共産党市議団が視察公害研究所では、環境科学教室や環境セミナーなどを行う環境学習担当、アスベストやPM2・5など浮遊粒子状物質、有害大気汚染物質の調査研究などを行う大気・騒音振動研究担当、多摩川河口干潟などの水生生物や、工場・事業所の排水の水質の調査研究などをおこなう水質研究担当、ヒートアイランドに関する調査研究などを行う都市環境研究担当が配置されていました。家屋は1973年の建設。

いずれの研究所でも、公的機関がおこなう検査・調査の役割について、民間の検査機関と公的機関が行う検査とは信頼性が違い、行政指導などを行う場合の根拠としての検査結果・調査結果には極めて高い信頼性・信用が必要とされており、この点では民間検査機関に置き換えることはできないと意義を述べていました。同時に信頼性のある高い検査技術力を維持するための人材育成の重要性も指摘していました。


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