長野の長寿の秘訣は健診と周産期医療 共産党市議団が佐久市、安曇野市を視察
2007,11,12, Monday
長寿のまち佐久市
日本共産党市議団の市古映美、石田和子、井口真美、石川建二、大庭裕子、勝又光江の6議員が11月12日、長野県の佐久市と安曇野市を視察しました。
佐久市は健康長寿のまちとして知られ、男性の平均寿命は全国1位。老人医療費も全国平均を大きく下回る自治体です。また、元気で長生きをと、ピンピンコロリの取り組みが有名であり、今回の訪問の目的は、こうした長寿の背景となる高齢者支援策を学ぶことです。佐久市の担当者が予算要求の時期で多忙とのことなので、関係資料を頂き、佐久市の共産党の相沢昭子、小林松子の両議員から説明を受けました。
94項目にわたる高齢者支援策をもつ佐久市は保健指導員がこまかに地域をまわり健診を奨めており、こうした活動が健康長寿のまちを裏付けています。さらに、医療施設が多く、地域医療への取り組みも旺盛に行なわれているそうです。
患者の搬送先を見つけるのは断る側の責任
安曇野市の県立こども病院は、ドラマ「電池が切れるまで」のモデルとなった院内学級がある病院です。
宮島副院長、総合周産期母子医療センター長の中村医師、曽根原総務係長が対応。
新生児を助けることで長寿日本1につながっていると話す中村医師は、周産期医療で重要な役割を担っているこの病院は、満床であっても搬送されてくる患者はすべて引き受けることを基本とし、やむをえず断る場合でも、次の搬送先を探すのは断る病院側の貴任だと断言します。
長野県ではここが中心となり、子どもの成長に伴なう医療を同病院だけで引き受けるのでなく、地域の保健所や医療機関と役割を分担・補完し合いことをめざし、地域の子ども医療ネットワークを構築することに力を注いできたと述べています。
(写真は長野県立子ども病院前で宮島副院長(右端)と)