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「行革」で市民犠牲にしながら学校空調設備、保守点検費のずさん入札
2007,10,04, Thursday
川崎市立高校の空調保守点検業務で、老朽化して使われていない空調設備にまで費用を支払っていたことが、9月議会での共産党・石川建二議員の質問で明らかになりました。
入札の結果、3年間同額の830万円で1社が落札していたことについて、同議員は「不自然さを感じる」と指摘。高津高校の空調施設は数年前から使用されておらず、業務報告でも「利用されていない」と記されていながら、その保守点検費が仕様書に毎年含まれていました。
同議員の指摘に対して、教育長は事実を認め、「より詳細に個別事項を精査し、予定価格を算出する」「管理体制を見直し、契約内容の見直しを検討する」と約束しました
今回のずさん入札は、「行革」の名で子どもや市民むけ予算を削る前に、メスを入れるべきものがあることを示しています。