川崎ハーネスの会と懇談しました
7月19日(水)に日本共産党川崎市会議員団は、盲導犬ユーザーのハーネスの会と懇談しました。
日本国内では、836頭の補助犬が活躍しています。神奈川県内には63頭、川崎市内には7頭います。神奈川県内で、川崎市だけが補助犬の医療費助成制度がなく、すべて自己負担となっています。横浜市では20年以上前から、横浜市の事業として、補助犬を持つことを選択した障がい者が、その経済的負担を負うことが無いよう、補助犬の医療費を全額助成しています。
盲導犬と歩くと決めたのは、もっともっと社会に参加して、障害があっても目が見えなくてもより豊かな人生を歩んでいきたいという思いからです。しかし、川崎市内の補助犬ユーザーは、ドッグフード代、シャンプー代の他に、年間7万円ほどの医療費の支払いがあります。ただでさえ障害者は一般的に収入も少なく、いわゆる可処分所得がほとんどない中、大切なパートナーの治療費を負担しなければならず、結局、経済的に活動を制限せざるを得ないのが現状です。
他都市のユーザーのように、補助犬の医療費を気にせず、楽しく毎日をすごせるために、「補助犬への医療費助成制度の創設」を要望します。
同席された、神奈川視覚障害者の生活と権利を守る会や、日本盲導犬協会の方々と共に、川崎市での盲導犬ユーザーの状況と、市への要望について意見を交わしました。
市議団からは、引き続き議会でも取り上げ、一緒に取り組んでいきたいと話しました。