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神奈川・横浜の夜間中学を考える会と懇談しました

7月26日(水)に日本共産党川崎市会議員団は「神奈川・横浜の夜間中学を考える会」の方々と懇談し、要望等を伺いました。同会は以下の項目を市に要望しています。

1.川崎市には、義務教育未修了者や義務教育を十分に受けることができなかったなどの、夜間中学校での学び直しを必要とされる方が少なくとも4千 人を超える方々がおられます。この状況をいつまでに、どのように解消するのかというその目標と、計画を立てていただけますようお願いいたします。

2.川崎市の次期「教育振興基本計画かわさき教育プラン」に、1.で示した事項の目標と計画を記載してください。

3,中学校夜間学級を統一的に担当する部署を設置してください。

4.川崎市として夜間中学での学びを必要とする人々のニーズに応え、夜間中学の複数校化を実現するために、市内の義務教育剰彦了者や義務教育を十分に受けることのできなかった方々、および西中原中学校夜間学級の生徒の通学実態調査を実施してください。

5.義務教育未修了者が、他の自治体の在住・在勤者であっても西中原中学校夜間学級への入学を認めてください。

6.西中原中学校夜間学要項第4項の「入学の許可」の(4)「就学に支障のないもの」という入学要件は削除してください。また、第6項の「在籍の取り消し」と「再入学は認めない」という文言を削除してください。

7. (1)夜間中学の一層の周知のために映画「こんばんはⅡ」の上映会を行うなどのPRを充実させるとともに、定期的な学級公開を実施してください。

(2)また、西中原中学校夜間学級のPRに関しまして「西中原中学校にはエレベーターが設置されているため、校内の上下階の移動に不安がある方には、その心配はありません」とのPRをしていただけますよう、お願いいたします。

8.不登校などによる「ひきこもり」と呼ぱれる人たち、および外国籍で実質、義務教育劇彦了である人たちの学び直しを保障する場としての夜間中学の役割を一層重視し、関係各方面への積極的な周知を行ってください。

懇談会では「6.について、誰にでも教育を受ける権利が保障されている。この観点からも【就学に支障のないもの】という文言は絶対に削除すべき」「相模原市では、夜間中学のお知らせポスターを市の教育委員会が作成しており、市役所や駅前など多くの人の目に留まる場所に配置している。このように市が主導で進めてくれれば、夜間中学も選択肢として広まっていく、川崎市でも実施してほしい」などの意見が出されました。

市議団では、市内の義務教育修了者(形式卒業者を含む)および西中原中学校夜間学級生徒の通学実態調査と、ニーズ調査を実施し夜間中学の複数校化を実現することなどを、引き続き市に求めていきます。


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