生活と健康を守る会と懇談しました。
生活と健康を守る会連合会からは、代表の方2名が見え懇談しました。
要望書の要旨は以下の通りです。
1,生活保護行政について
特に「扶養照会」について、生活保護申請をためらう大きな原因になっている。
人権侵害になるのでやめさせてほしい。
① 熱中症による健康被害について
生活保護利用者に対して、国に「夏季加算」制度新設を働きかけてほしい。
県の「夏季手当て」を復活させてほしい。エアコン設置に関する助成制度を拡充してほしい。また、低所得者にとって負担が重い電気代支援を実施してほしい。
② 大学生・専門学校生を生活保護の対象にすべく、国に対して強く働きかけてほしい。
③ 福祉事務所・生活保護行政の体制強化を
標準数80を超えて担当しないよう、人員増、費用増をはかること。ケースワーク業務の専門性を確保するため、福祉専門職を増やし、配置してほしい。
④ 自立支援施設を設置してほしい
特にシェルターなど「女性のための」施設を設けてほしい。
⑤ 「貧困ビジネス」とも言える簡易宿泊施設の実態を詳細に把握し、劣悪なものについては改善指導を厳しく行ってほしい。
⑥ 低所得者(高齢者、障がい者、ひとり親世帯など)の見守り体制強化、地域との連携強化で安全を図ってほしい。
⑦ 生活保護の利用は権利であり、積極的な利用を促す市作成のHPは評価したい。市作成のポスター等、広報物を作成、普及してほしい。自治体作成の「しおり」について点検、指導を図ってほしい。
⑧ 介護保険料の減免制度について
低所得者減免基準を緩和してほしい。
2,公営住宅に関する要望
住宅の老朽化に対し、早期改善を行う。
建て替えに伴う家賃値上がりで戻れない居住者を生まないこと。
家賃減免制度を周知徹底し、家賃滞納による追い出しをしないでほしい。
3,加齢性難聴の方に対する補聴器または、集音器購入の補助を行ってほしい。
4,生活と健康を守る会の課題
生存権裁判へのご支援、各行政区での会発足のご支援に感謝。
市議団からは、高齢者の熱中症対策としてエアコン補助を求めた。生活保護の扶養照会、市営住宅、補聴器への補助についても度々議会で取り上げてきた。これからも情報交換し、生健会の方とのネットワークをひろげ、運動をつくっていきたいと話しました。