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2019年6月27日

補聴器購入に補助制度を~渡辺議員が意見書提案


IMG_55796月28日の第3回川崎市議会定例会で、渡辺学議員が提案者を代表して「」の提案説明を行いました。

意見書は、高齢者の補聴器購入に関する補助制度を創設するよう国に強く求めるもので、採決の結果、賛成少数(共産党11名無所属1名)で否決されました。

渡辺議員の提案説明原稿は次の通りです(議事録ではありません)。

提案説明

「高齢者の補聴器購入に関する補助制度の創設を求める意見書」の提案説明

私は、ただ今議題となりました意見書案第4号「高齢者の補聴器購入に関する補助制度の創設を求める意見書」につきまして、提案者を代表して提案理由の説明をいたします。

加齢性難聴は、70歳以上の高齢者の約半数がなるとされており、会話によるコミュニケーションを困難にするなど日常生活を不便にする大きな原因になること、高齢者の社会参加に当たり大きな障害となっていること、厚生労働省の策定した認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)においては認知症の危険因子になると指摘されていることなどから、補聴器は加齢性難聴の高齢者にとって必要なものと考えられます。

しかし、補聴器の平均購入価格は片耳当たり15万円程度と非常に高額であり、公的な保険の適用もないため、購入する費用は全額高齢者の負担となっており、特に低所得の高齢者にとっては切実な問題となっています。

超高齢社会の進行に伴い、加齢性難聴の高齢者は増加していくものと考えられますが、国の補聴器購入に関する補助制度の対象は、障害者に限られています。

よって、国におかれては、高齢者が自分らしく健康的に暮らし続けることができる社会の実現に寄与するため、高齢者の補聴器購入に関する補助制度を創設するよう強く要望するものです。

 議員各位におかれましては、意見書案の趣旨をご理解いただき、ご賛同いただきますようお願いいたしまして、私からの提案理由の説明を終わります。