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全ての人の「生」を肯定する生活保護はなぜ必要か~稲葉剛さん講演会のお知らせ
全ての人の「生」を肯定する生活保護はなぜ必要か
3月17日(土)13時開場/13時30分開会
川崎市総合自治会館1Fホール
稲葉剛:立教大学大学院特任准教授/つくろい東京ファンド代表理事
安倍政権が食費や光熱費などに充てる生活保護の生活扶助費の削減をねらっています。日本の貧困が悪化するもとで、「一般低所得世帯」に合わせるとして最大5%、平均1.8%、総額210億円も引き下げようとするものです。
生活保護基準の引き下げは生活保護を利用している世帯の生活状況が悪化するにとどまらず、収入が生活保護基準ギリギリのボーダー層が制度から排除されるという問題、生活保護基準に連動しているさまざまな制度に影響してくる問題をもっています。就学援助、国保や介護保険料、保育料など38の制度に及ぶといわれます。
全ての人に最低限度の生活を保障するための制度、それは全ての個人の「生」を無条件に肯定するという、基本的人権の価値観にもとづいたものです。こうした立場から、過去20年間に3千人を超える方の生活保護申請に立ち会い、生活保護基準の引き下げや制度の改悪に反対する運動を行なってこられた稲葉剛さんに生活保護についてお話していただくことになりました。
大勢の方のご参加をお待ちしています。