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市内のリニア新幹線の立坑建設予定地を視察しました

9月7日、はたの君枝衆議院議員や参議院南関東ブロックの椎葉かずゆき比例代表に加え、途中から衆議院の宮本徹議員、本村伸子議員も合流しながら、君嶋千佳子県議会議員と共に、市古てるみ・大庭裕子・石川建二・石田和子・宗田ひろゆき・勝又みつえの6名の議員が、バスに乗って市内5箇所のリニア新幹線の立坑建設予定地の現地視察を行いました。

「リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会」の共同代表・天野さんがバスに同乗して、説明をしていただきました。

150907-最初に立坑の建設が予定されている等々力グランドへ。多摩川の土手からその現場を見ました。予定地はJXホールディング等々力グランド内で、すでにテニスコートも閉鎖されていました。この地下40mのところをリニアは通りますが、すぐ脇に多摩川があり、川崎市の洪水ハザードマップによると、洪水によって溢れた場合5、6m冠水します。また、付近は住宅街で道路が狭いため、地域の方からはダンプが通ることに対する不安の声も上がっています。

DSC02155リニア新幹線は多摩川の下を通り、等々力グランドのこの立坑の下を通り、釣り堀の近く、等々力アリーナ、宮内4丁目、富士通敷、南武線の下を横切り、新城中町の大深度地下を経て、高津区の千年新町へ、そして宮前区梶が谷のJR貨物梶が谷ターミナル駅の下を通る計画です。市内で出る建設発生土と工事車両数は、420万立方メートル、トラック100万台といわれています。

DSC021482箇所目のJR貨物梶が谷ターミナル駅には立坑が2つでき、ここを起点に両側の大深度地下にトンネルが掘られ、ダンプ約60万台分の土砂が搬出される予定です。

尻手黒川線を通る土砂運搬のダンプの数は、1時間に80台とも言われ、馬絹交差点の事故や渋滞と、特に排気ガスによる周辺環境の悪化が危惧されています。掘削工事の期間は10年に及び、長い間住宅街に騒音と大気汚染と交通混雑をもたらします。

DSC02160そこから視察は尻手黒川道路沿いに、宮前区犬蔵3丁目サンワ株式会社の工場用地、麻生区東百合丘3丁目の田園調布学園大の近くの丘、麻生区片平の鶴川総合運動場内と3箇所の立坑建設予定地を回りました。

3箇所とも住宅街に隣接し、市民の生活道路の尻手黒川線沿いということもあって交通渋滞や大気汚染の問題が起こることは明らかです。病DSC02196院や学校がすぐ近くにあったり、建設用の車両のための道路を新たに作る必要があったりするなど、リニア新幹線の建設計画が強引に進められていることがわかりました。

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