川崎市こどもの医療費無料化を求める連絡会と懇談
6月25日「川崎市こどもの医療費無料化を求める連絡会」と懇談しました。
この連絡会は、小児医療費無料化の年齢拡充と所得制限撤廃に向け、小児科医師、歯科医師など開業医の団体や、女性団体などが中心となり、団体・個人が集まって活動されています。(代表:菊池 弘毅 医師)この日は歯科医の先生と小学生を持つお母さんたちなど9名が議員団の控え室にみえました。
歯科医の先生は、「こどもの医療費無料化は、予防医療の促進につながり、こどもの頃から歯の治療をしていれば本人の医療費はもちろん、川崎市の医療費支出を抑えることにもつながる。」と話され、以下の要望を出されました。
1. 中学校卒業までの子どもの医療費を無料にすること。
将来、国を背負って立つ子どもたちの健康は、生まれた環境(個別の経済状況や制度の地域格差)に左右されず社会全体で保障すべきものです。
2. 所得制限を撤廃すること。
高額所得者と言われる方々も所得額に合わせて税金を納めているにも関わらず、助成の対象外という不合理にあっています。また、生涯賃金が同じでも、両親が高齢での出産になると所得制限の対象になりやすいという欠点もあります。
3. 川崎市として、国・県に医療費助成制度の拡充を働きかけること。
制度の財政基盤を安定・強化するためにも、県の助成基準の引き上げ、および市への補助財源の拡充は必須です。
4. 医療費助成制度に一部負担金を引き続き導入しないこと。
少額とはいえ負担金の設定は受信抑制を引き起こす恐れがあります。
市古団長は「市議団では、小児医療費無料化については、毎回の議会質問で取り上げ、すぐに中学校卒業まで所得制限なしで無料にと市長に迫っている。いっせい地方選挙でも政策の大きな柱として訴えた。皆さんの要望を引き続き取り上げてがんばりたい。」と話しました。