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武蔵小杉駅周辺大開発 で「市民無視」と批判~井口真美議員が代表質問(2014年第2回定例会)
川崎市議会で12日、第2回定例会本会議3日目が開かれ、井口真美議員が代表質問に立ちました。井口議員は、市が計画している中原区のJR武蔵小杉駅周辺の大規模開発問題について、街づくり全体を問う住民アンケートを行うよう主張しました。
病院跡地に超高層マンションと商業施設などを建設しようとしている計画に、複合日影や風害の問題を心配する周辺住民の意見を受けて、市は住民アンケートの実施を検討。住民との協議を約束していましたが、住民に連絡もないままアンケートの発送をすすめていることが分かりました。
井口議員は、だましうちのような市のやり方を批判。アンケート内容も、住民が指摘する問題には一切触れないもので、「最初から周辺住民の意見を聞くつもりはなかったのではないか」と批判しました。市は「要望を記入いただく自由記入欄を設けております」と強弁しました。
大手半導体メーカー・ルネサスエレクトロニクスが従業員2,300人に県外への広域配転か早期退職かを迫っている問題で、井口議員は市の対応を追及。障がい者雇用枠で雇用されている障がい者が「引っ越しは困難」だと訴えていることを紹介し、「事実上退職を迫るこのやり方は、障がい者雇用促進法の趣旨に反するのではないか」と指摘。「障がい者雇用が日本一を掲げ当選した市長として実態把握につとめ、是正を求めるよう要望しました。福田紀彦市長は「真摯な対応が行われているものと認識している」と述べるにとどまりました。