トピックス
水道料金と工業用水道料金の改定案に対する修正案を提出 佐野仁昭議員が提案説明
9月議会最終日の10月7日、議案採決に先立ち、共産党が水道料金改定の議案第90号、92号に対する修正案を提出、佐野仁昭議員が提案説明を行いました。
原案では、工業用水の上水道にたいする負担を軽減し、工業用水の負担が大幅に軽減される内容になっていること、500トン以上の水量区分の値下げと1,000トン以上の水量区分の整理、最高単価の引き下げによりラゾーナ1社で1年間1,600万円の値下げになることに象徴されるように、明らかに、工業用水利用者、上水道大口利用者に手厚い値下げになっていて、市民が期待する値下げにほど遠い内容です。
共産党提出の修正案は、不況による厳しい市民生活の生活実態から市民に手厚い値下げにすること、また35年以上に渡り工業用水として確保した余分な水の料金を上水道で負担し続けている事からも、補填水に対する分水負担金はこれまで通り工業用水事業で負担すべき事、工業用水道事業における責任水量性を継続する事を基本方針としています。
具体的には、工業用水として直接契約する事に対しこれまでの分水負担金の額を前提として単価設定する事、大口利用者に対する逓増度を変えない事によって、合計9億5000万円の財源を確保し、その原資を元に、原案における9トンの水量区分を設定し、さらに平均家庭の水量区分とされる水量10トン超20トンまでの水量区分の料金を139円から112円に引き下げ、500トン以上の水量区分は現行通りとします。
3年間の暫定的な基本料金の値下げにあわせて、月20トン使用する家庭で試算すると、1ヶ月320円の値下げになります。 採決の結果、共産党以外の全会派・無所属の反対で否決されました。