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人間をランクづけるテストは必要ない 第18回未来集会に300人
2007,12,02, Sunday
第18回子どもの未来をひらく川崎集会(同実行委員会主催)が12月2日、川崎区の市立富士見中学校で開催され、約300人が参加しました。
県立大師高校吹奏楽部OBの演奏で開幕したつどいは、はじめに「子どもに育てたい学力と、子どもが身につけたい学力」と題して、梅原利夫和光大学教授(教育学)が講演。
梅原氏は、40数年ぶりに実施された全国一斉学力テストの弊害・問題点を明らかにし、「本当の学力向上に役立たず、人間をランキングで見る社会をつくる。こういうテストは、やる必要がありません」「子どもや教師を苦しめている学力テスト体制から脱却し、教育の仕組みを人間的なものに再構築することが求められている」と述べ、「いま本当の『生きる力』を取り戻すために、財界・権力と我々との間で人間像をめぐる綱引きが行なわれています。川崎でも綱を太く広くして、子どもの未来を開いてほしい」と呼びかけました。
午後は、子育て、小学生の学力、中学と高校、不登校、子どもの心と体、戦争と平和など干2の分科会が行なわれました。