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2018年7月19日

神奈川県知的障害者施設保護者会連合会と懇談


20180718知的障害者施設懇談 日本共産党川崎市議団は7月18日、神奈川県知的障害者施設保護者会連合会と懇談しました。君嶋ちか子県議も同席しました。
 同会から以下の要望事項が出され、詳しく説明されました。
(1)入所施設については国の方向性が廃止にということのようですが、今でも待機者が大勢いると聞いております。最新の状況ではどの位の入所待ちの方がおられるのか人数を知りたい。また、川崎区日進町の施設の現在の進ちょく状況をお知らせください。
(2)施設では高齢化と重度化が進んでおりますが、それに合わせて、施設の人的配置の適正化が求められています。
◎現状で24時間の看護師の配置なども必要なことと思います。「みずさわ」で夜間の配置に取り組み始めておりますが、他施設を含め24時間対応できるようにしてください。
◎職員の全体のやりがいにつながるような研修を市としても積極的に行なうに市への要望などもお願いします。
◎施設として、トイレを使いやすいものに、入浴設備を高齢・重度に合わせたものに。
◎重度化に対して
対象者がこれ以上重度化しないための取り組みとして
それぞれの特性に合った仕事への取り組み
個々に応じた身体作り(重度化だけでなく、高齢化対策としても重要)などが求められていると思いますが、現状をみると、とても満足のいく状況にはないと思います。ぜひ高齢化・重度化を見据えて、支援員の人的配置を川崎市独自でも増やしてください。

(3)65歳問題。施設で特に65歳に意向して介護保険に切り替わることはないのですが、施設でない方の場合は、65歳で障害保険から介護保険に切り替わっているのでしょうか。教えてください。
(4)施設職員も日々献身的に障がい者と向き合い、努力をされているので預けている保護者との話をする時間、場を設けていることが必要とされていると思います。これらについて各国独自に取り組んでいると思います。これらについて各国独自に取り組んでおります。

(やまゆりの事件に関連して)
 障がい者に対する偏見や差別の現われとみることができますが、糸賀一雄先生の重度心身障害者も「立派な生産者」という考え方、思想や科学まで高めた考え方、ヒューマニズム思想、人権論など他者や社会への貢献が有無にかかわらず、人間の多様な存在形態がその独自性によって価値があるという考え方、これらを共有していくためにも、学びの場でのこれらの考え方や、ふれあいを増やす活動が必要と思われます。貴党の考えをお聞かせください。