川崎市身体障害者協会との懇談
7月19日、日本共産党川崎市会議員団は、川崎市身体障害者協会と懇談しました。同会は、川崎市内の身体障害者団体で構成されています。
視覚、聴覚、肢体、脳性、脊損、オストミー、難聴、腎臓の障がい者の要望を伺い、懇談しました。要望は以下の通りです。
視覚:川崎市障害者差別禁止条例の制定について、条約の制定にむけての検討は、行政組織が中心となり、多様な市民各層が参加する体制で進めることが大事で、その過程を通じて差別解消の意識がより広く浸透することを要望。
聴覚:公的機関(市役所、区役所、病院)の窓口に手話通訳の設置を要望。
肢体:障がい者スポーツ文化施設の建設を要望。
脳性:外出支援の制度を過不足なく使えるように、事業所及びヘルパーの拡充をしてほしい。
脊損:路線バス乗務員向け研修の実施について要望。車いす利用者がバスに乗る時、乗務員の多くが不慣れであり、また対応に統一性がなく、他の乗客に迷惑をかけることもあるので研修の定期的な開催を要望。
オストミー:ストーマ装具が災害時に、即、使用できるように自宅近くの避難所に個人用の装具を保管できる場所を確保してほしい。
難聴:「人工内耳」新規体外機買い替えの助成を要望。
腎臓:介護が必要な腎臓病患者が介護保険を利用できるよう要望。
川崎身体障害者協会として:「ユニバーサルデザイン」への、積極的な取り組みを要望。
市議団は昨年、新潟市を視察し、同会との懇談で紹介された「新潟市障がいのある人もない人も共に生きるまちづくり条例」を学び、大変勉強になった。他の障害者団体の方達からも障害者差別禁止条例に対する要望が強いので、引き続き取り組んでいきたいと述べました。また、災害時に障がい者が安心して避難できる避難所の整備や、高齢になった障がい者が入所できる介護施設が足りない等の要望に今後もとり組んでいくと述べました。