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待機児童解消・保育士待遇改善を~「川崎の保育を考える会」と懇談

01110月24日「川崎の保育を考える会」のみなさんと懇談しました。「川崎の保育を考える会」のみなさんの要望は、

① 待機児童について
川崎市は待機児童ゼロとの発表があったが、その後の状況を聞きたい。

② 3才児クラスの受け持ち児童数について
3才児クラスについて、新制度を受け一人ひとりに十分に手をかけてあげられるような受け持ち児童数で、国の示す単価の加算分を使って保育士の配置をしてほしい。

③ 非正規雇用について
正規雇用対非正規雇用はいまや4対6となっている。現場では人探しに追われ、保育士が十分確保できない。低賃金、重労働が大きな要因と考えられる。また、国が進める「公費抑制、保育の産業化」政策が保育士の低賃金化と非正規化を加速させている。このことをぜひ議会でも取り上げてほしい。

④ 公立保育園の必要性について
川崎の公立保育園は長い歴史の中で積み重ね保育を築いてきた。0才児保育、障がい児保育など栄養士、看護師を配置し全国に誇れる取組みをしてきた。保育の需要が増えている状況の中、公立保育園の民営化を一旦止めて、川崎の保育状況を検討してほしい。

⑤ 家庭的保育事業の保育室長(保育士)の休暇に伴う問題
家庭的保育事業の保育室長(保育士)の休暇に伴う代替費用が、長期になった場合高額になってしまう。預かる連携園での保育士配置の負担もあり、改善してほしい。

⑥ 保護者負担について
保育料が3年続けて値上げになっている。激戦の保育園に入れただけでありがたい、値上げについての要望を出しても変わらないと思う保護者も多く、要望をまとめていくのも大変だが、議会でも取り上げてほしい。

などでした。懇談の中で、保育士不足は深刻で、保育士が集まらず園児の募集を減らしてスタートせざるを得なかった園の話や、人材育成より人材確保が大変との話など、保育現場の大変さが訴えられました。
共産党は、認可園を増設して待機児童解消を求める質問を毎回の議会でおこなっており、公立保育園の民営化についても方針を見直し、公私間格差の是正措置を拡充して保育水準を向上させるべきと市に要望してきました。その他今回出された要望についても取り組んでいくと述べました。


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