市政と市民のくらしを結ぶ
ムービー

人口減少時代のまちづくりを考える〜中山徹講演会

2015年2月21日、日本共産党川崎市議会議員団の主催で、「人口減少時代のまちづくりを考える」講演会が開かれ、奈良女子大学教授の中山徹先生がお話ししました。

 

中山徹
奈良女子大学教授。工学博士、一級建築士。専門は都市計画学、地域計画学。主な著書に「人口減少時代のまちづくり」(2010年、自治体研究社)。

 

配布されたレジメは次の内容です。

人口減少時代におけるまちづくり

1、人口減少論
将来人口予測
政府の目標
日本で人口増は可能か 人口減少は不可避
人口減少社会に向けでどのような戦略を立てるのか

2、人口減少社会に対する国土戦略
国土計画(国土のグランドデザイン2050)
三大都市圏の集積率 51%→54%
リニアによる三大都市圏の一体化
世界最大の都市圏→人口が減少しても国際競争力を維持
地方中枢拠点都市
圏域の中心都市
地方圏における投資の集中
地域経済活性化の拠点
農山村
コンパクト、ネットワーク
小さな拠点
コンパクト化の試算

3、地方創生をどう評価すべきか
アベノミクスの地方版・・・地方中枢拠点都市
反アベノミクスの封じ込め
小泉構造改革→地方の衰退→地方の反乱→民主党政権
アベノミクス→地方の衰退→アベノミクス批判
地方創生、競争型の予算、批判を押さえ込む地方創生の失敗、自己責任
地方創生予算の獲得を否定しないが、本質を見る必要性

4、農山村の再生
小規模農山村の取り組み
第一次産業、エネルギー、 観光
地域の主体的な取り組み
少子化対策、高齢者介護

5、地方都市の再生 競争型、政府を向いた再生vs周辺の農山村と連携した再生
地方都市と農山村の連携をどのようにして深めるか

6、大都市の再生
日本経済と国民生活が抱える最大の障害
富の偏在をどう是正するかが日本経済最大の課題
今求められる自治体の役割
革新自治体の教訓
自治体に何ができるのか
都市問競争の致命的な問題点

7、どのような行政改革が必要なのか
歳出削減型自治体運営に未来はない
民営化よりも都市内分権で効率的行政運営を進めるべき

8、市民ニーズの反映方法
  ニーズの反映方法、市場型と参加型
市場型の致命的欠陥
参加型の拡充で市民ニーズを反映させるべき

9、地域を変える展望
新たな共同の可能性


ご意見・ご相談