議会報告
市民の願いを実現する予算にすべき〜党市議団長が代表質問
日本共産党川崎市議団の竹間幸一団長は2月29日、市議会定例会で2012年度予算案などに関連して代表質問を行いました。
竹間団長は、市が12年度から予定している国保料値上げについて、低所得で扶養家族が多い世帯や障害者・医療費の控除を受ける世帯など「福祉的要素の大きい世帯を直撃する」と指摘。介護保険料の軽減・減免制度の拡充などを行うよう求めました。
保育料については、3年間で約6億8000万円もの値上げになると述べ、保育需要にこたえる経費を保護者に求めるとする市の考えをただしました。
震災対策については、旧耐震木造住宅が2万戸もあるにもかかわらず、アパートを含めてわずか100件分の耐震対策しか計上していないと指摘し「危機感がなく不十分」と批判しました。
竹間団長は、市民の切実な願いの実現を先延ばす一方で、医療分野の規制緩和などを行うとした「国際戦略総合特区」の土地取得にすでに23億円投資したのをはじめ、今後も多額の投資を計画し、"船の来ない港"の川崎港に3基目のガントリークレーンを増設するため新たに10億円を計上している市政を批判。「不要不急な大型開発事業を中止し、防災対策や市民の願い実現に市政運営の軸足を移すべき」だと強調しました。