議会報告
辺野古新基地建設の埋め立ての中止を求める意見書~斉藤議員が提案説明
3月15日の2019年第1回川崎市議会定例会で日本共産党とみらいが共同で意見書案第2号「沖縄辺野古新基地建設の埋め立ての中止を求める意見書」を提出し、提案者を代表して斉藤隆司議員(多摩区)が提案説明を行いました。同意見書案は自民党、公明党などの反対で否決されました。
提案した意見書案は次の通りです
沖縄辺野古新基地建設の埋立ての中止を求める意見書
先月24日、沖縄県民のみならず国民から大きな関心が寄せられる中、辺野古新基地建 設のための埋立ての賛否を問う県民投票が行われた。
辺野古移設問題にテーマを絞り、県民が直接民意を示すのは初めてであるが、投票率は 住民投票の有効性を測る一つの目安とされる50%を超えて52.8%となり、そのうち 埋立てに「反対」とする投票が7割超となる43万4,273票に達した。
この結果は、昨年9月に実施された沖縄県知事選挙で辺野古新基地建設反対を公約に掲 げた現知事が当選したことに続いて、新基地建設に対する沖縄県民の明確な民意を示した ことになる。
さらに、本県民投票を定める条例により、知事は、県民投票の結果を尊重しなければな らないとされている。
よって、国におかれては、民主主義と地方自治を尊重し、沖縄県民の民意及び全国に広 がる世論を重く受け止め、辺野古新基地建設のための埋立てを直ちに中止されるよう強く 要望するものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。